吹奏楽コンクールは大きく中学校、高等学校、大学、職場・一般の4部門に分かれており、その中でA編成・B編成・C編成に分かれています。
A編成は55名以内、B編成は35名以内、C編成は20名以内となっています。
長野県の吹奏楽部は、部員数が少ないところが多く、吹奏楽コンクールにも少人数編成やB編成で出場している学校がほとんどです。
どの学校も少人数でも迫力のある演奏とパフォーマンスで、長野県の吹奏楽を盛り上げています。
今回は、その中で金賞の受賞回数が高い吹奏楽強豪校として有名な5校をご紹介していきます。
- 吹奏楽班は、全日本吹奏楽コンクール東海大会の常連校「長野高等学校」
- 聴いてくださる方々に楽しんでいただける音楽が目標の「長野県長野吉田高等学校」
- 日本全国に14校ある東海大学の付属高校のひとつ「東海大学付属諏訪高等学校」
- 吹奏楽コンクールで何度も金賞受賞経験がある長野県の吹奏楽名門校「長野県豊科高等学校」
- 国立・私立大学へ進学率が高い音楽科がある公立高校「小諸高等学校」
長野高等学校
長野県長野市にある「長野高等学校」は、クラブ活動を各班・部・同好会の活動に分かれて行い、吹奏楽班が全日本吹奏楽コンクール東海大会の常連であるほか、合唱班も2008年にNHK全国学校音楽コンクール全国大会に出場し、管弦楽班は全国高等学校選抜オーケストラフェスタの常連であるなど文化系のクラブ活動がとても盛んな学校です。
吹奏楽班は、2003年、2006年、2008年、2010年に全国大会出場を果たし、2006年と2010年の全国大会で、銀賞を受賞しています。
2006年、2008年、2010年には、全日本アンサンブルコンテスト全国大会で金賞を受賞するという好成績も残しています。
また、長野高等学校には、卒業生に政治家から芸術家、スポーツ選手など様々なジャンルの著名人がいることで有名です。
長野県長野吉田高等学校
長野県長野市にある「長野県長野吉田高等学校」は、たくさんの班活動(部活動)があり、県大会や全国大会で好成績を収めています。
吹奏楽班は、2015年に東北信地区大会Ａ編成で金賞を受賞しました。
2018年には、第42回全国高等学校総合文化祭吹奏楽部門プレ大会兼第44回長野県高等学校吹奏楽フェスティバルにて長野西・長野吉田高校合同バンドとして出場して最優秀賞を受賞し、全国高等学校総文祭出場しました。
東海大学付属諏訪高等学校
長野県茅野市にある「東海大学付属諏訪高等学校」は、日本全国に14校ある東海大学の付属高校のひとつで、2016年に東海大学付属第三高等学校から東海大学付属諏訪高等学校(すわこうとうがっこう)に学校名が変更されました。
吹奏楽部は、吹奏楽コンクール2014年度にB編成で県大会金賞と東海大会金賞を受賞し、2017年度にA編成で県大会金賞を受賞しています。
また、2014年度に日本管楽合奏コンテスト全国大会優秀賞を2017年度には、優秀賞・ヤマハ賞を受賞しました。
そして、アンサンブルコンテストや単奏重奏コンテスト県大会でも優秀な成績を残しています。
長野県豊科高等学校
長野県安曇野市にある「長野県豊科高等学校」は、女子ソフトボール部が神宮大会全国優勝の実績を持つ学校です。
長野県豊科高等学校の吹奏楽部は、吹奏楽コンクールで何度も金賞経験があり、2018年には長野県吹奏楽コンクール長野県大会A編成の部で金賞とクラリネットアンサンブルコンクールに出場した吹奏楽部のクラリネットメンバー８人が第１位（グランプリ）を受賞しています。
小諸高等学校
「小諸高等学校」は、長野県小諸市にある学校で、普通科だけでなく音楽科がある公立高校です。
音楽科では、音楽専門科目を広く深く学べ、音楽専門授業を通して高校生のうちからプロを目指して学べます。
吹奏楽部は、普通科・音楽科と関係なく、中学からの経験者や運動部から初めて楽器を持ち入部した生徒まで、皆が全国大会出場という目標に高い意欲を持って活動しています。
2018年度には、吹奏楽コンクール長野県大会A 編成の部で金賞受賞（第2位）、中部日本吹奏楽コンクール長野県大会大編成の部で金賞受賞（第１位）し、ともに長野県代表になっています。
また、アンサンブルコンテストや個人コンテスト、重奏コンテストでは、どの楽器も好成績を収め金賞を多数受賞しています。
長野県高校吹奏楽のまとめ！
長野県の高校吹奏楽は、小編成でコンクールに出場している学校がほとんどですが、その中でも個人個人の実力が高く、全員で出場するコンクールやパートごとに出場するアンサンブル、個人で出場する個人コンテストで好成績を残していることが多いです。
また、長野県の高校吹奏楽は、学校行事や地域のイベントなどに出演するときには、衣装やパフォーマンスにこだわっている学校が多く、聴きに来た人も一緒に演奏を楽しめます。
吹奏楽をあまり知らない方やあまり聞いたことがない方でも目で見て楽しめるので、聴きに行ってみてくださいね。
