高校サッカー強豪校

【京都】高校サッカーの強豪校、特徴と実績などを紹介!

京都府には、日本代表で歴代最多ゴール記録をもっているレジェンド釜本邦茂の出身地であり、他にも宇佐美貴史や松井大輔など日本代表としてワールドカップに出場した選手が誕生した地です。

Jリーグの京都サンガFCの本拠地でもあり、京都サンガFCの前身京都紫光クラブは創設が1922年とJリーグ加盟クラブの前身チームの中で最も古く、京都はサッカーでも歴史がある地です。

そんな京都府の高校サッカーの強豪校をピックアップしました。

京都の強豪校
  • 全国常連校 京都橘(京都市)
  • 古豪 洛北(京都市)
  • 躍進 東山(京都市)
  • 名門 山城(京都市)

全国常連校 京都橘(京都市)

京都府の高校サッカーにおいて絶対的な地位を確立しているのが京都橘高校です。

京都橘は高校サッカー3大大会の1つ全国高等学校サッカー選手権大会で、2012年度の第91回大会から2017年度の第96回大会まで6大会連続出場を果たすなど絶対王者的存在になっています。

そんな京都橘ですがもともとは女子校で、共学になったのは21世紀に入ってからです。

なのでサッカー部の歴史も浅く創部は2000年です。

 

サッカー部としては新設校ですが創部から7年目の2007年のインターハイ予選で初優勝すると、2008年度の第87回全国高等学校サッカー選手権大会に初出場を果たしました。

しかし、本大会では1回戦の前橋育英高校に敗れ全国大会でインパクトを残す事ができませんでした。

初めての選手権の舞台は苦い記憶になってしまいましたが、2度目の出場となる2012年の第91回大会では全国に京都橘の名を広める大会になりました。

この年のチームには小屋松知哉と仙頭啓矢の強力2トップを擁しました。

初戦の正智深谷にPKの末競り勝ち選手権初勝利をあげると、仙台育英や桐光学園といった全国常連校を破り決勝まで進みました。

決勝戦の鵬翔ではPK戦の末に敗れてしまいましたが、平成の時代で京都府のチームで唯一の決勝に進んだチームになりました。

 

その後も、2019年の令和初のインターハイではベスト4に進むなど全国大会で活躍し続けています。悲願の全国優勝を令和という新しい時代に後輩たちが叶えてくれることに期待したいですね。

京都橘出身のサッカー選手
  • 仙頭啓矢
  • 小屋松知哉
  • 岩崎悠人など

古豪 洛北(京都市)

冬の高校サッカーの大会名が、全国高等学校サッカー選手権大会に変更した1966年度の第45回大会以降で京都府で唯一優勝した学校があります。それが洛北高校です。

洛北は1967年度の第46回大会に初出場ながら広島県の山陽高校と両校優勝を果たしています。

近年で全国大会に出場したのは2013年のインターハイを最後に遠のいていますが、選手権予選では2013年、2015年と準優勝を果たしており府内で安定した結果を残しています。

2019年のインターハイ予選でも、京都府の代表になり全国大会でベスト4の結果を残した京都橘に準決勝で敗れたものの、前半は主導権を握るなど全国上位の学校にも拮抗した力があります。

洛北出身のサッカー選手
  • 曺貴裁など

躍進 東山(京都市)

京都府選手権予選では2012年から2017年の6年間は全て京都橘が頂点に君臨していました。京都橘の7連覇をかけた2018年に王者の連覇を阻んだのが東山高校です。

東山は1995年に選手権初出場を果たすと、翌年の1996年にも府予選を連覇し本大会に連続出場しました。

本大会では95年、96年ともに初戦で静岡学園に敗れてしまいました。

 

その後は、全国の舞台からは遠のいていましたが、2012年に現在ドイツブンデスリーガのフランクフルトに所属している鎌田大地を擁してインターハイに初出場をしました。

しかし、本大会では1勝もできずこの大会でも全国大会での勝利を収める事ができませんでした。

 

悲願が叶ったのは2018年のインターハイです。

府予選の決勝で京都橘に勝利しインターハイ本戦を決めると、インターハイの1回戦の尚志高校戦で初勝利を収めるとその後ベスト4まで進出しました。

2018年度は選手権予選、新人戦でも優勝し京都府の大会で3冠を達成しました。

東山出身のサッカー選手
  • 鎌田大地

名門 山城(京都市)

京都で選手権を制覇した事がある学校は今まで2校しかありません。

それが前述に記載した洛北高校と山城高校です。

山城高校の優勝は1958年の第37回大会になるので約60年前くらいになります。

卒業生にはサッカー界のレジェンド釜本邦茂などがおりサッカー界を背負って立つ存在を輩出しました。

現在は選手権の舞台から遠のいていますが再び全国の舞台に立ち活躍する姿が見たいですね。

山城出身のサッカー選手
  • 釜本邦茂
  • 石塚啓次

京都の強豪校まとめ!

京都府の高校サッカーは洛北高校の選手権優勝から遠のいていますが、京都橘を筆頭に全国大会で上位進出を果たしています。

名門校と新興勢力が切磋琢磨して京都のレベルを上げ、平成の時代には叶える事が出来なかった京都勢の選手権優勝を令和の時代には達成したところを見たいですね。