89回大会の選手権優勝で知られる滝川第二高校で知られるように実力校がひしめく兵庫県。
特に阪神地区に強豪校がひしめき東高西低の実力分布となっています。
- 全国大会、常連校 滝川第二高校
- 県内屈指の実力派 関西学院高等部
- 古豪 神戸弘陵
- 文武両道 三田学園
- 新興勢力 芦屋学園
全国大会、常連校 滝川第二高校
兵庫県のサッカー強豪校と言えばと真っ先に出てくるのが、滝川第二高校サッカー部である。
全国高校選手権出場20回と県内のトップを走り続けているだけでなく、89回大会では全国制覇を成し遂げ、全国でも圧倒的なインパクトを残している。
“全国大会で強い”と言われる程、全国大会での勝ち方を知っているチームである。
OBには岡崎慎司選手や金崎夢生選手など日本を代表する選手を数多く輩出しており、自由にサッカーを楽しむ雰囲気がありつつも、人間的に成長できる環境が整っている部分も全国から選りすぐりの選手が集まってくる所以である。
- 岡崎慎司
- 金崎夢生
- 加地亮
- 森島康仁
県内屈指の実力派 関西学院高等部
アメフトやラグビーなどサッカー以外のスポーツも盛んな関西学院。
第97回の選手権では50年ぶりの全国大会出場を果たしました。県内では第96回大会にも決勝に進出し、惜しくも滝川第二に敗れはしたものの全国常連校相手にその実力を証明しています。
出身選手は、関西学院中等部からの選手とヴィッセル神戸のジュニアユースチームなど神戸の強豪クラブチームからの融合です。
全国では、第40回大会のベスト4以降大きな成績は残せておりませんが、その実力は折り紙付きで、今後の活躍に期待大です。
- 岸田裕樹
- 堂柿龍一
- 梶川諒太
古豪 神戸弘陵
兵庫の古豪と言えば神戸弘陵と言われるほど、県内屈指の常勝校の一つです。
選手権出場9回、インターハイは3回出場しており、最高成績は故奥大介選手が在籍していた当時のベスト8が最高成績です。
県内では第97回大会までの過去10年でなんと7度もベスト4以上の成績を収めており、実力校がひしめく兵庫県内で安定の成績を残しています。
サッカー専用グラウンドも完備しており、全国の強豪校と渡り合えるだけのチーム作りを強化しており、目標は全国ベスト4です。
全国での結果を残し、古豪復活となるのか今後も目が離せないチームです。
- 奥大介
- 江坂任
- 吉井直人
文武両道 三田学園
2019年までの過去5年間の選手権兵庫大会でベスト4を3度、2015年、2019年の全国高校総体出場と、着実に実力をつけてきているのが私立の三田学園である。
偏差値が61と国立大学へ進学する生徒も少なくない進学校で、文武両道を掲げている。自己推薦という枠があるが、サッカーの実績に加えてある程度の学力の基準も必要となる。
勉学も手を抜かずサッカーも皆で切磋琢磨して兵庫大会で好成績を残し続けているのは評価すべき点である。
広い人工芝でのグラウンドで、選手自ら考えながら、明るくサッカーに取り組む姿が印象的なチームだ。
2019年からは初のプリンスリーグへの参入も果たしており、益々実力をつけていく三田学園から目が離せない。
新興勢力 芦屋学園
兵庫県の歴史を変えようとしている新興勢力が芦屋学園である。
2019年新人戦で悲願の初優勝を飾ると、同じ年の高校総体兵庫県大会決勝にも駒を進め、優勝こそ逃したものの準決勝では兵庫の雄、滝川第二を破るなど実力をつけている注目の高校である。
2013年からアスリートコースができ本格的に全国で勝てるチーム強化が始まった。
人工芝の専用グラウンドも完備されており、兵庫での新たな歴史を作りたい選手を環境面からサポートする体制である。
滝川第二高校や神戸弘陵高校などの実力チームではなく、新興チームの芦屋学園で歴史を作りたいという熱い思いが兵庫の勢力分布を変えていく。
兵庫県の強豪校まとめ!
兵庫県のサッカー強豪校をご紹介しました。
全国大会での成績も加味すると、圧倒的に滝川第二高校が強いですが、近年は新興勢力の台頭もあり、県内の勢力図が徐々に変化していっています。
全体的にレベルが上がっており、どこが全国大会に出てもおかしくない状態です。ますます熾烈な戦いから目が離せないです。