高校サッカー強豪校

【宮崎県】高校サッカーの強豪校、特徴と実績などを紹介!

まだJリーグチームがない宮崎県。

しかし、高校サッカー界は日々着実に進化している。

県内の勢力図としては、日章学園と鵬翔高校が県内の2大巨塔が支配している現状で、この2チームを軸に、他の強豪校が追いかけける形である。

他のライバルチームも面白いサッカーを展開しており、今後の展開は読めない。

そんな宮崎県の高校サッカー強豪をご紹介する。

宮崎県の強豪校
  • 王者の貫禄 日章学園高校(宮崎市)
  • 全国制覇を再び 鵬翔高校(宮崎市)
  • ダイヤモンドイレブン 宮崎日本大学高校(宮崎市)
  • 悲願の全国大会へ 日南学園高校(日南市)

王者の貫禄 日章学園高校(私)宮崎市

2010年代から宮崎で徐々に王者の貫禄を見せてきているのが、日章学園高校である。

全国高校サッカー選手権大会出場は13回、全国高校総体出場は14回にものぼる強豪校。(2019年現在)

宮崎県は日章が強い、という全国での知名度も上がってきている。

2019年高校総体においても順当に宮崎予選を勝ち上がり、全国大会への切符を勝ち取った。

 

日章学園の特徴は、中高一貫の私立中学で、高校メンバーの殆どが中学から上がってきているところである。

中学時代から高校年代を意識して、一貫してチーム作りが行われているところが、宮崎で安定して勝ち続けている要因である。

全国ではベスト8が最高成績であるが、毎年安定して全国大会に出場している事や、九州の高校・クラブチームがしのぎを削るプリンスリーグで戦っている事を考慮すれば、今後全国優勝も十分目指せるポテンシャルはある。

また2015年から人工芝のグラウンドが完備され、トレーニングルームも充実しており、環境面も抜群の体制。

王者の貫禄が漂い始めた日章学園。注目の強豪校だ。

日章学園高校出身のサッカー選手
  • 佐藤 颯汰 ギラヴァンツ北九州
  • 村田 航一 水戸ホーリーホック
  • 菊池 禎晃 レイションイスSC
  • 黒木 聖仁 V・ファーレン

全国制覇を再び 鵬翔高校(私)宮崎市

日章学園と並び、宮崎で二大勢力のひとつの鵬翔高校。

浦和レッズの興梠慎三選手の母校として有名な高校である。

県内では長年安定した強さを誇っており、2012年の全国高校サッカー選手権大会では念願だった、宮崎県勢初の全国優勝を成し遂げた。

優勝パレードでは、その雄姿を一目見ようと三万人もの市民が駆け、宮崎県を盛り上げた。

 

県内での実力は言うまでもなく、全国高校サッカー選手権出場は13回、全国高校総体出場は11回。(2019年現在)

2013年の全国制覇がやはり印象的で、憧れていた先輩たちの様に、鵬翔高校で全国大会に出たいという強いで九州県内や全国各地から入部してくる選手が多い。

高いレベルの選手が競い合い、レギュラー争いを展開していけることが、毎年安定した強さを誇っている所以。

2016年の全国高校サッカー選手権大会出場以来、全国大会から遠ざかっているが、実力は折り紙つきで、あの全国制覇した感動を再び、王者のこれかからの戦いに期待大だ。

鵬翔高校出身のサッカー選手
  • 宮路洋輔 ホンダロックFC
  • 入船和真 徳島ヴォルティス
  • 興梠慎三 浦和レッドダイヤモンズ
  • 増田誓志 清水エスパルス

ダイヤモンドイレブン 宮崎日本大学高校 (私)宮崎市

虎視眈々と王者二強を捕まえようとしているのが、宮崎日本大学高校だ。

鮮やかな桜カラーのピンクとネイビーのストライプのユニフォームが象徴的。

特に日章学園と選手権や総体予選で激突し、死闘を繰り広げてきた。

 

2018年の選手権予選決勝では大敗を喫し、リベンジをかけて挑んだ2019年の総体決勝では1-2と僅差で敗れた。

毎年県予選では順当に勝ち上がり、王者をあと一歩のところまで追い詰める実力があり、日章や鵬翔と実力差はほとんどないと言って過言ではない。

宮崎日大の生活三か条は、挨拶、自覚、そして整理・整頓など7Sである。人間形成の基本からしっかり向き合っている。

 

チームの特徴は、足元のしっかりした技術を鍛え、パスサッカーを展開していくところだ。また環境面も、全国でもトップクラスである。

全国で有数の人工芝2面のグラウンド・LED照明付のサッカー部専用グラウンドがあり、クラブハウスも温水シャワー付きと群を抜いている。

優秀な選手が関西など県外からも集まり、強豪校へと成長した。

打倒、日章・鵬翔で全国へ勝ち進んでいく。

宮崎日本大学高校出身のサッカー選手
  • 水永翔馬 ギラヴァンツ北九州
  • 鈴木義宜 大分トリニータ
  • 橋口拓哉 柏レイソル

悲願の全国大会へ 日南学園高校 (私)日南市

県内、九州大会で長年安定した成績をおさめてきている日南学園高校サッカー部。

2019年高校総体では準決勝で宮崎日大に0-1と惜しくも敗戦。

2018年選手権予選でも宮崎日大にベスト4で惜しくも敗れている。

 

九州プリンスリーグへの参加経験や、各地の大会でも上位の結果を残している。

県内では、毎年ベスト8やベスト4以上には安定的に食い込んでおりその実力は既に証明済み。やはり県内最大のライバルは、主要大会でよく対戦する宮崎日大高校だ。

日章学園、鵬翔高校などと並び強豪校である宮崎日大を破る事が、宮崎を制覇する一番の近道かもしれない。

 

フットサル部は全国大会で結果を残しており、サッカー部も相当な熱量が入っている。

清水美行監督自身がブラジルに留学経験があり、ブラジルからの留学生も入部するなどサッカー部への強化は長年力を入れており、まずはベスト4の壁を突破し、全国大会への切符を手にする活躍に期待大です。

宮崎県の強豪校まとめ!

以上、ご紹介した様に、日章学園高校、鵬翔高の二校が頭一つ抜けており、優勝を分け合っている状態。

そこに宮崎日大高校が僅差で追いかけ、古豪の日南学園や今回はご紹介していない、都城高校や都城工業高校が追いかける勢力図だ。

12年選手権優勝の鵬翔が証明したように、宮崎全体のレベルは上がってきており、今後の活躍に期待大です。