高校サッカー強豪校

【千葉県】高校サッカーの強豪校、特徴と実績などを紹介!

千葉県は近年で全国最激戦の地区です。

全国大会でも千葉県代表は優勝候補に挙げられることが多く、全国で勝つよりも千葉を制す方が難しいと言っても過言ではありません。

今回は千葉県で強豪と呼ばれている高校をピックアップしました。

千葉県の強豪校
  • 全国屈指の強豪 船橋市立船橋(船橋)
  • タレント軍団 流通経済大学付属柏(柏)
  • 元日本代表の母校 習志野(習志野)
  • 全国優勝経験あり 八千代(八千代)
  • 令和最初のインターハイ代表 日本体育大学柏(柏)

全国屈指の強豪 船橋市立船橋(船橋)

「市船」の愛称で有名な船橋市立船橋高等学校は選手権5回、インターハイ9回、全日本ユースサッカー選手権大会1回優勝している全国屈指の学校です。(2019年現在)

卒業生には多くのJリーガーや日本代表を輩出しています。お笑い芸人のペナルティの2人も市船サッカー部の卒業生として有名です。

私が市船の試合で一番印象に残っているのは、2003年12月14日に行われた天皇杯3回戦の横浜Fマリノス戦です。2003年は1st、2ndどちらも横浜Fマリノスが優勝して年間王者に輝いています。

市船も後々Jリーグで活躍するカレンロバートや増嶋竜也など擁し3回戦に進出するまで、ザスパ草津、阪南大学を破ってきましたが、Jリーグ王者相手では厳しい戦いが予想されていました。

その予想通り試合はマリノスに2点先制される展開に、日本代表を擁しているチームの壁は厚いと誰もが思いました。

しかし後半24分に増嶋竜也が1点を返すと、試合終了間際に田中恒太がゴールを決めついに2点差を追いつきました。最後はPK戦でマリノスに敗れてしまいましたが、高校生がJリーグ王者を追い詰めた試合は天皇杯の歴史に刻まれる事でしょう。

船橋市立船橋出身のサッカー選手
  • 野口幸司
  • 鬼木達
  • 北嶋秀朗
  • 中村直志
  • 小川佳純
  • 増嶋竜也
  • カレンロバート
  • 和泉竜司など

タレント軍団 流通経済大学付属柏(柏)

流通経済大学付属柏高校は市船と共に千葉県の2強と呼ばれています。

全国での実績も、選手権1回、インターハイ1回、全日本ユース選手権1回、プレミアリーグチャンピオンシップ1回優勝と、Jリーグのユースを含んだ大会でも2度も全国制覇してます。(2019年現在)

私が印象に残っているのは2007年度のチームです。

この年のチームは選手権初優勝と全日本ユース選手権の2冠を達成しています。私もこの年の選手権の流経の試合はほとんど見ましたが、圧倒的な強さを誇っていました。決勝の藤枝東戦では4−1と相手を寄せ付けず勝利しています。

何と言ってもこのチームにはプロに進む大前元紀、田口泰士、村瀬勇太といった選手がおり高校のチームとは思えないほどタレントが揃っていました。その後も流経からは何人ものJリーガーを輩出しています。

流通経済大学付属柏出身のサッカー選手
  • 林彰洋
  • 大前元紀
  • 田口泰士
  • 比嘉祐介
  • 関川郁万など

元日本代表の母校 習志野(習志野)

習志野高校は選手権2回、インターハイ1回優勝している、千葉県の強豪校の1つです。(2019年現在)

流通経済大学付属柏の監督として有名な本田裕一朗監督も習志野高校の監督として指揮をとっていた経験があります。

代表的なOBとしては日本代表として2006年のドイツワールドカップと2010年の南アフリカワールドカップに出場した玉田圭司がいます。

その玉田圭司を擁した1998年の第77回大会を最後に選手権の舞台から遠のいています。

しかし2018年のインターハイ予選では市立船橋と流通経済大学付属柏を破って4年ぶりの全国大会出場を果たしています。

習志野出身のサッカー選手
  • 玉田圭司
  • 栗澤僚一など

全国優勝経験あり 八千代(八千代)

オレンジのユニホームに、緑色のパンツが印象的な八千代高校は選手権9回、インターハイ13回出場しています。(2019年現在)

選手権では1978年度と2006年度のベスト4が最高成績になっています。

2006年度は米倉恒貴や山崎亮平といった後にJ1でも活躍する選手を擁していましたが、雨の中の準決勝盛岡商業戦で後半ロスタイムで失点して初優勝の夢が破れました。奇しくも初のベスト4に進んだ78年度も、ロンドンオリンピックで指揮をとった関塚隆を擁したが雨の中の準決勝で逆転負けをしています。

選手権ではベスト4が最高成績ですがインターハイでは1999年に広島皆実と同校優勝を果たしています。

千葉県では、市立船橋、流通経済大学付属柏に次いで実績を残しています。

八千代出身のサッカー選手
  • 関塚隆
  • 羽生直剛
  • 兵働昭弘
  • 米倉恒貴
  • 山崎亮平
  • 長澤和輝など

令和最初のインターハイ代表 日本体育大学柏(柏)

日体大柏は1986年の高校総体以降は全国大会への出場歴はありません。

そんなチームが話題となったのは柏レイソルの下部組織の選手の積極的な受け入れをし、チームは地元のクラブチーム出身者を中心に部を強化していき、2012年にはプリンスリーグ関東2部に昇格しました。

しかし、インターハイや選手権の予選で敗れて代表になれていませんでしたが、令和元年となる2019年のインターハイ予選では決勝まで進み、決勝の流経大柏戦では延長後半ロスタイムで劇的な逆転ゴールが決まり4-3で競り勝ち33年ぶりの全国大会出場を決めています。

千葉県の強豪校まとめ!

千葉県は市立船橋と流経大柏の2強に、習志野や八千代といった伝統校や、日体大柏のような力をつけてきてる学校があり、他にも中央学院や専修大松戸高校などといった今回ピックアップできなかった高校もあるので県予選は本当に激戦が予想されます。

県予選を見に行くならおすすめしたい地区の1つです。