高校サッカー強豪校

【熊本県】高校サッカーの強豪校、特徴と実績などを紹介!

九州の中でも、福岡県に並ぶ強豪校がひしめく熊本県の高校サッカー

2010年あたりからの成績で言えば、やや大津高校が抜きん出た存在でありますが、毎度激戦を繰り広げており、レベルは非常に高いです。

そんな熊本県の強豪サッカー校をご紹介します。

熊本県の強豪校
  • 熊本の雄 大津高校(大津町)
  • 世界基準のサッカー ルーテル学院高校(中央区)
  • グリーン一色、堅実派集団 熊本国府高校(中央区)
  • パスサッカーで熊本に旋風を 東海大学付属熊本星翔高校(東区)

熊本の雄 大津高校 大津町

熊本の高校サッカー強豪校と言えば、真っ先に出てくるのが、この大津高校。
全国高校サッカー選手権大会や全国高校総体の常連校で、出場すれば毎回と言っていいほど優勝候補に上がります。

選手権は実に17回出場で、2019年の高校総体においても熊本県予選を勝ち上がり、2年連続20回目の出場が決定しました。

 

九州では東福岡高校に並ぶ知名度を誇っており、その一因はやはり多くのJリーガーを輩出しているからでしょう。

なんとこれまでに50人ものJリーガーを輩出しており、ジーコジャパンで活躍された巻誠一郎選手や、ベルギーリーグで活躍する植田直通選手など日本代表まで上り詰める選手も少なくありません。

 

そんな名実共に素晴らしい大津高校でありますが、実は公立高校であるのが驚きです。

指揮するのは、1983年の全国高校サッカー選手権大会優勝帝京高校の主将であった、平岡和徳先生です。

若くしてその手腕が認められ、市の教育長を務める平岡氏は、「100分間」練習法という独自の哲学を展開。

時間を区切り、使い方を意識する事で24時間を自分でデザインできることを目的としています。

 

勝者のメンタリティーと確かな技術で、今後も熊本の高校サッカー界をリードし続けていくでしょう。

大津高校出身のサッカー選手
  • 土肥洋一
  • 巻誠一郎
  • 谷口彰悟
  • 車屋紳太郎
  • 植田直通

世界基準のサッカー ルーテル学院高校(私)中央区

大津高校と並ぶ、熊本の強豪校といえばルーテル学院高校です。

2001年に創部され歴史は古くはないものの、着実に実力をつけてきました。

 

全国高校サッカー選手権大会は4度出場しています。

2018年は選手権予選、総体予選で共に決勝で大津高校に1-2という僅差で破れる戦いを繰り広げ、王者をあと一歩のところまで追い詰めました。

また、Jリーグで活躍する選手も多く、総勢17名輩出しており、2019年時点で創部19年目を考えると、異例の数と言えるでしょう。

ルーテル学院サッカー部のモットーは「人として、サッカー選手として一流」をかかげており、人としての基本やマナーに加え、止める・蹴るといったサッカー美おいても基本を大切に日々励んでいます。

2018年には人工芝のグラウンドができサッカー環境も抜群です。

 

さらに、2013年にスペイン・バルセロナ、2015年にフランス・パリ、2017年にはスペイン・マドリードへ遠征に行くなど、世界基準のサッカーを意識してチーム作りがなされています。

大津高校を破り、全国強豪校の常連となれるポテンシャルは十分に秘めている高校です。

ルーテル学院高校出身のサッカー選手
  • 三原雅俊
  • 岡本賢明
  • 西翼
  • 中原輝

グリーン一色、堅実派集団 熊本国府高校(私)中央区

熊本国府高校といえば鮮やかなグリーンのユニファオームが印象的。

その実力も県内トップクラスで、2015、2016年の熊本新人戦では二連覇達成、2018年全国高校サッカー選手権熊本大会ではベスト4で大津と激突し1-2と惜しくも敗れるも、毎年熊本県において実力を証明し続けている強豪チームです。

 

構成はクラブチーム出身と中体連出身の選手が融合されたチームで、堅実な守備で粘り強く勝ち上がるのが特徴的です。

象徴的だったのが、2016年に起きた熊本地震の際

練習場所もなく避難所生活を余儀なくされたが、決して腐ることなく、スタッフとして避難所を支えたところです。

チームの練習時間は少なかったものの、同年の選手権予選では決勝まで勝ち上がり、人々を感動させてくれた素晴らしい学校であります。

全国に向けて、今後も国府高校の活躍から目が離せません。

熊本国府高校出身のサッカー選手
  • 杉山哲
  • 西弘則
  • 藤本康太
  • 六反勇治

パスサッカーで熊本に旋風を 東海大学付属熊本星翔高校(私)東区

熊本の高校サッカー界の新たな強豪校の顔として名を挙げているのが、東海大学付属熊本星翔高校です。

2017年の選手権大会熊本予選において、王者大津を1-0で下して見事、念願の全国大会へ出場しました。

しっかりとした技術を基に、パスサッカーを展開するのが特徴です。

 

また、東海大付属の最大の特徴が、素晴らしいスタッフと環境。

総監督の瀧上知巳氏は日本サッカー協会公認S級ライセンスを保持し、GKコーチの井嶋正樹氏はJFAナショナルトレセンコーチを務めています。

人工芝のグランドを完備し、付属の特権である大学生との合同トレーニングもあり、環境面でも兼愛において抜群の充実度を誇っています。

 

大津を破ったのは、奇跡ではなく必然だったと言えます。

確かな技術と、抜群の環境を備えた東海大付属の今後に期待大です。

熊本県の強豪校まとめ!

以上、熊本の高校サッカー強豪をご紹介しました。

こうしてみると全国的には大津高校が有名ですが、他の強豪もひしめき合い、全体的なレベルは確実に上がってきています。

どこが優勝してもおかしくない状態で、ますます熊本の高校サッカーは面白くなりそうですね。