高校サッカー強豪校

【鹿児島県】高校サッカーの強豪校、特徴と実績などを紹介!

高校サッカーの強豪校が多い九州地方の中でも、鹿児島県は全国でも実績を残している学校が多く、ワールドカップに日本代表として選出された選手を何人も輩出しています。

そんな鹿児島県の強豪校をピックアップしました。

鹿児島県の強豪校
  • 名門 鹿児島実業(鹿児島市)
  • 全国常連 神村学園(いちき串木野市)
  • 半端ないって 鹿児島城西(日置市)
  • 新興勢力 出水中央(出水市)

名門 鹿児島実業(鹿児島市)

「鹿実」の愛称で有名な鹿児島実業高校は、鹿児島県トップの知名度と実績がある学校です。

選手権に23回出場し、優勝2回、準優勝3回の実績があります。(2019年現在)

選手権での鹿児島県勢の優勝は鹿児島実業だけです。

鹿児島実業は日本代表なども多数輩出しており、日本代表最多出場記録を持つ遠藤保仁や、前園真聖、城彰二、松井大輔など日本を代表するサッカー選手の母校であります。

そんな日本を代表する選手達を育ててきたのは2011年まで指揮をとっていた松澤隆司監督です。松澤監督は運動量を武器に、全員攻撃・守備で戦うスタイルで全国で栄光を勝ち取ってきました。

数々の栄光を獲得してきた鹿児島実業ですが選手権に2007年度の第86回大会以降は代表の座を遠のいていますが、2014年に松澤監督からバトンを引き継いだ森下監督のもとで9年ぶりとなるインターハイに出場を果たし、その大会でベスト8の成績を残しています。

鹿児島実業出身のサッカー選手
  • 遠藤保仁
  • 前園真聖
  • 城彰二
  • 平瀬智行
  • 松井大輔
  • 那須大亮
  • 伊野波雅彦など

全国常連 神村学園(いちき串木野市)

神村学園は2002年の創立以来、サッカー部は中高一貫教育を通して鹿児島県のサッカーを牽引してきました。

創立4年目の2006年度の第85回大会には選手権初出場を果たし、本大会では桐光学園や星稜といった強豪を倒しベスト4に入りインパクトを残しました。

2007年にはインターハイでもベスト4に入り全国の強豪の仲間入りを果たしています。

その後も全国タイトルはないものの全国大会にコンスタントに出場し鹿児島県の高校サッカーを引っ張る存在になっています。

神村学園は女子サッカー部も強豪で、女子サッカー選手権大会で2004年度と2005年度の大会で全国優勝を果たしています。

神村学園出身のサッカー選手
  • 永畑祐樹など

半端ないって 鹿児島城西(日置市)

鹿児島県選手権予選で優勝した学校は、2008年度の第87回大会以降は2校しかありません。

その1校は近年鹿児島を牽引している神村学園と、鹿児島城西高校です。

今までは鹿児島実業の1強でしたが、現在は「神村学園」と「鹿児島城西」の2強になりつつあります。

鹿児島城西は2000年に選手権初出場を果たしましたが、その後は鹿児島実業や神村学園の前に代表の座を勝ち取ることが出来ていませんでした。

しかし、初出場から8年後の2008年度に2回目の選手権出場を果たすと、その大会で準優勝を果たしました。優勝までには一歩届きませんでしたが結果以上にインパクトを残した大会となりました。

そのチームの中心にいたのが、後に日本のエースとしてワールドカップに出場した大迫勇也です。

大迫はそれまで大会最多記録だった9得点を上回る1大会10得点を記録しました。

この記録は10年以上たった現在も破られていない記録です。

記録と共に名シーンも生まれました。

それは準々決勝の滝川第二高校戦です。

試合は6-2で鹿児島城西が勝利し、この試合で2得点を決めた大迫に対して、試合後のロッカールームで滝川第二主将の中西選手が「大迫半端ないって」と言ったシーンは大迫の凄さを物語っていました。

さらにこの「半端ないって」は2018年のロシアワールドカップでの大迫の活躍によって流行語大賞の候補なるほど流行りました。

2008年度以降は鹿児島勢では選手権最多の出場を果たしている鹿児島城西ですが、2008年度の準優勝を越えることが出来ていません。大迫も掴むことが出来なかった優勝という「半端ない」記録を後輩達が叶えてくれることに期待したいです。

鹿児島城西出身のサッカー選手
  • 大迫勇也
  • 大迫希
  • 岩元颯オリビエ
  • 生駒仁など

新興勢力 出水中央(出水市)

鹿児島県の選手権代表校は1998年度の第77回大会での鹿児島工業高校以降では、鹿児島実業、神村学園、鹿児島城西の3校のみとなっています。

以前は鹿児島実業の1強から神村学園、鹿児島城西が台頭してきたように新しい波になる可能性があるのが出水中央高校です。

出水中央は選手権、インターハイの出場はまだありませんが、2018年の選手権予選ではベスト4、2019年には新人戦で準優勝でその年の2月に行われた九州大会に出場しました。

さらに、2019年鹿児島県高等学校男子サッカー競技大会では神村学園に惜しくも敗れたものの準優勝を果たしています。

全国の切符には届いていませんが、全国常連校の脅威になる存在になってきているので鹿児島の高校サッカーに新たな歴史を刻んでくれることに期待したいです。

鹿児島県の強豪校まとめ!

鹿児島県は全国優勝経験などもあり、全国で見ても強豪校が存在する地区です。

全国に出場するチームが以前は大体わかっていましたが、新興勢力の存在もあり今後はどの学校が全国の舞台に立ってもおかしくありません。

そして偉大な先輩達が育ってきたように後輩達も日本を背負って立つようなサッカー選手が出てきてほしいですね。