福岡県は長年、九州の高校サッカー界を引っ張ってきた県で、強豪揃いです。
東福岡を筆頭に全国でも強豪校がひしめき合い、近年は特に実力差は拮抗しています。
そのなかでも今回は特に、強豪な高校を5校ご紹介します。
- 東の横綱 東福岡高校(福岡市)
- 奇跡の快進撃を再び 筑陽学園高校(太宰府市)
- 古豪 東海大学付属福岡高校(宗像市)
- 九州屈指の実力派集団 九州国際大付属高校(北九州市)
- ダークホース 飯塚高校(飯塚市)
東の横綱 東福岡高校(私立・福岡市)
言わずとしれた全国でも強豪校の東福岡高校。
長友佑都選手など数多くの有名サッカー選手を輩出し続けています。
第97回全国高校サッカー選手権でも、6年連続20回目の全国選手権出場と、県内では他を寄せ付けない圧倒的な強さを誇っている。
成績が常にトップレベル故に勝利至上主義だと思われがちですが、学校方針として文武両道を掲げており、特にサッカー部は社会に通用する人間形成を目標に掲げている。
長友選手のエピソードに代表される様に、プロや社会に出てからも、自らの頭で考え、圧倒的な努力をする姿勢は間違いなく東福岡高校で培われたものでしょう。
サッカー部は部員200名を超え、主に九州地方の有望な選手が集まってきます。
有望な選手が集まるので、スタメン争いは熾烈ですが、その中でお互い切磋琢磨され、人間的にも技術的にも成長していけるのが最大の特徴。
高円宮杯プレミアリーグではJクラブチームとも互角に渡り合い、益々強豪に仕上がっていくでしょう。
- 長友佑都
- 千代反田充
- 本山雅志
- 福田湧矢
奇跡の快進撃を再び 筑陽学園高校(私立・太宰府市)
筑陽学園といえば、2003年の全国高校サッカー選手権の準優勝が印象的だ。
初出場ながら全国の強豪校を軒並み撃破して決勝まで駒を進めた記憶が鮮烈に記憶に残っていると思います。
全国での快進撃は偶然ではなく、福岡県で強豪校としてコンスタントに結果を残しており、東福岡という横綱と競い合いながら県内トップを走り続けています。
福岡県では幾度も決勝まで勝ち上がり、あと一歩の所まで王者を追い詰めるという粘り強さを何度も見せている。
筑陽学園中学出身の選手と、クラブチームなどの県内トップクラスの選手が融合し、強豪校へと成長していくのが特徴。
エース番号の7番を背負った桑原選手を擁し全国で快進撃を見せた筑紫旋風を再び、個性派揃いの集団が再び、福岡を制する日も近いでしょう。
- 久保竜彦
- 桑原剛
- 金森健志
- 牟田雄祐
古豪 東海大学付属福岡高校(私立・宗像市)
創部以来、繋ぎと崩しを徹底し、「繋ぎの超攻撃サッカー」を目指し強豪校の座を死守してきた強豪、東海大付属福岡高校。
全国高校サッカー選手権大会には14回、全国総体には17回出場と、東福岡と並び二強の一角として九州や全国の高校サッカー界をリードしてきた古豪です。(2019年現在)
昭和からのサッカーファンは、東海大五高校として記憶されている方が多いかもしれない。(2016年4月に校名を東海大付属福岡高校に変更した。)
数多くのJリーガーや各年代の日本代表選手を輩出しているが、「サッカー選手である前に、高校生として勉学に励み、礼儀を重んじ、規律を遵守できる生徒であれ」という教育方針のもと、サッカー面だけでなく、一人の人間として成長し、卒業後も多方面で活躍している。
またフィジカルコーチも在籍し、選手の身体ケアまで充実している。
OBが監督やコーチを務め、勝者のメンタリティーを引き継ぎ続けている集団は、これからも九州、全国のサッカー界を引っ張っていくでしょう。
- 藤田直之
- 清水航平
- 橋内優也
- 當間 建文
- 西岡 大輝
九州屈指の実力派集団 九州国際大付属高校(私立・北九州市)
FC東京や日本代表でも活躍されている永井謙佑選手の母校で、九州の強豪校、九州国際大付付属高校。
野球部は甲子園で活躍し、特にスポーツで全国的にも知名度が高い高校です。
サッカー部へは、特待制度や推薦の選手が多いが、一般でも入部できる。
全国高校サッカー選手権大会には二度、全国総体には一度出場し、2019年現在では九州の強豪校がしのぎを削るプリンスリーグに参戦し結果を残し続けています。
ライバルはタレント集団である東福岡高校と筑陽学園高校で、特に筑陽学園には何度も主要大会のベスト4以上で激突。
サッカー部の目標の一つとして「試合に見に来てくれた人を魅力するサッカーを展開する」ことであり、日々の厳しいトレーニングを積みながら人間的にも成長し、九州内で結果を出し続けている。
その実力は全国レベルであり、九州の勢力図を変えうる勢いある高校である。
- 永井謙佑
- 柿本健太
- 田村友
- 山下敬大
ダークホース 飯塚高校(私立・飯塚市)
全国でも強豪ぞろいの福岡県のサッカー界に、新たな風を起こし得る存在が飯塚高校。
2018年選手権福岡大会2回戦では、PKで破れはしたものの、あの東福岡にあと一歩までせまる善戦をみせて関係者を驚かせた。
チームの特徴としては、ドリブルで魅せる攻撃サッカーである。
チームの仲も良く寮生活も充実し、楽しくサッカーに取り組める環境が揃っています。関東や関西など、全国から飯塚のサッカーを求めて来る選手も少なくありません。
2019年のインターハイではベスト8で激突した強豪・筑陽学園に勝利するなど年々レベルは上がってきている。
フリーマンありの3対2+2対3練習など独自の組み立てからのアタッキングゾーンで崩していくスタイルの練習など、独自の練習方法も特徴的だ。
福岡の歴史を塗り替える可能性を十分に秘めた、どこか恐ろしいチームです。
福岡県の強豪校まとめ!
近年は東福岡が全国大会に出場する機会が多いですが、実力差は拮抗しており、どこが勝ってもわからないハイレベルな状態です。
県内を勝ち上がることができれば、全国でも十分戦える力があると証明できるでしょう。
九州男児の負けん気の強さと、ハイレベルな技術で全国制覇を狙います。