兵庫県の高校女子バレーは、昔からの強豪校がひしめく県と言えると思います。
兵庫県での高校女子バレーチーム数は45校程度なので一見少なく感じますが、この少ない高校の中で長年強豪校として定着している高校が数校あるので、春高バレー出場もかなりの難関なんです。
この老舗の強豪校ひしめく兵庫県から春高バレーの代表ともなると、やはり1回戦敗退なんて事はほとんどありません。
各都道府県ではかなりの強豪でも、春高に出場して勝てない都道府県代表校もたくさんありますが、この兵庫県は3回戦~準決勝まで勝ち残る事も多々あるのです。
ちなみに、関西圏は、私立高校が強く、公立で強い高校は安定的では無いのですが、この兵庫県は何十年も強豪校として守り続けている氷上高校を始めとする公立高校の頑張りも目立つ県なんです。
そこで今回は、何十年も強豪校として定着する兵庫県の強豪校5校をご紹介します!
- 公立高校の星 氷上高校
- 目立った選手がいなくても勝てる 日ノ本学園
- バレーの名門 須磨ノ浦高等学校
- レフトアタックが力強い 神戸野田高校
- いつでも強い! 神戸常盤女子高校
公立高校の星 氷上高校
兵庫県で氷上高校の女子バレー部というと強い事で有名では無いでしょうか。
実は氷上高校は過去に、【インターハイ】【国民体育大会】【春高バレー】と、「高校三大タイトル」のいずれも頂点に立った経験があるのです。
なかなかこんな高校女子バレー部は無いと思います。
2019年6月の県高校総体で優勝し、何と4年連続39回目のインターハイの出場を決めました。
バレーの特徴は、大エースがいてその選手にボールを集めるというよりかは、全員でバレーをするスタイルでだと思います。
レフトスパイカーにオープンパスを回し、ブロックされたら皆でブロックカバー、そしてまたレフトへオープントス。
これだけレフトにトスを上げられていると相手のブロックもレフトに張り付いたままになるので、カウンター的にするセンター攻撃等はかなり決定力高めです。
春高バレーでは2012年に準優勝をしましたが、その後この成績を超えた事は無いので、今後の活躍に期待ですね!
目立った選手がいなくても勝てる 日ノ本学園
兵庫県では、昔からの強豪校として知られる日ノ本学園ですが、凄く背の高いメンバーがいる訳でも無く、凄い攻撃をしかけてくる訳でも無く、といったイメージのチームです。
2010年頃からは、兵庫県の強豪校と知られる「氷上高校」と春高バレーの出場を順番に果たしていて、その勝てる理由がとても気になりますよね。
一番日ノ本学園が凄い事は、やはりレシーブ力では無いでしょうか。
なんせ粘るのが凄いんです。
セッターへ綺麗に返らなくても、片手でかろうじて触ったボールも次に繋げます。
そうしていると相手がミスをするのです。
相手がミスをするまで、しっかりと拾って粘るスタイルなのでは無いでしょうか。
この手法で対戦すると、相手は気付いたら負けてた~なんて事もあるかも知れません。
バレーの名門 須磨ノ浦高等学校
以前は「須磨女:スマジョ」の愛称で知られた須磨ノ浦高校ですが、校名が須磨ノ浦高等学校へ変更となってからも、バレーの強豪校には変わりありません。
春高バレーにも何度も出場経験があります。
セッターのパス回しが上手で、それにスパイカーも的確に応えるチームでは無いでしょうか。
スパイカーは、スパイクを打つ際移動をしながら色んな角度でスパイクを打ちます。
もちろん相手はブロックを飛ぶポイントが動かされてしまうので、スパイクは決まりやすくなります。
こういった攻撃を誰でも出来るかと言うとそうではありません。
やはりバレーを良く理解していて元々の運動能力が高いのでしょう。
レフトアタックが力強い 神戸野田高校
神戸野田高校は全員ベリーショートにハチマキというスタイルで2017年にはインターハイにも出場を決めた高校です。
特徴は身長は高い選手もいるのですが、レフトエースにとことんボールを集めて打たすバレーだと思います。
バレーボールをしていく上でチームに1人でも絶対的なエースがいると、ついつい頼ってしまいますよね。
そんな神戸野田高校はレフトスパイカーがキーマンだと思います。
トスも特段平行などでは無く、オープントスで勝負します。
レフトオープントスは、かなりパワーが無いと相手にとってはチャンスボールになる事も多く、かなり重大です。
これから春高等も視野に練習等励んでいると思うので、頑張って欲しいです。
いつでも強い! 神戸常盤女子高校
神戸常盤女子高校も、長年強豪校として知られる高校のひとつです。
幾度となく全国私学大会等には出場していて、確実に力を付けてきたチームと言えるでしょう。
攻撃の特徴は、速いAクイックとレフトへの平行トスを上手く使い分けて攻撃するスタイルです。
レフトの平行はどんなに厳しいレシーブからでもトスを上げています。レフトスパイカーは常に自分が決める!という気持ちを強く持ってボールが来ても来なくても飛んでいるのでは無いでしょうか。
この平行パスでも十分効果があるのですが、やはり相手が強豪になってくると全てこの作戦が通じる訳では無いので、速いAクイックを出していくのです。
2018年3月の全国私学大会に於いて、やはりかなりこの攻撃方法は相手に効いていました!
兵庫の強豪校まとめ!
皆さんいかでしたでしょうか。
やはり、兵庫県は激戦区と確実に言えます。春高バレーへの出場は、まさにいばらの道と言えるのでは無いでしょうか。
兵庫県だけでは無く、関西圏はかなりの激戦区で、近畿大会は既に全国大会レベルではと感じる程レベルが高い高校が出てくるのです。
兵庫県は近畿の中でも上記でご紹介した強い高校が春高に出場し、良い成績を収める事が多いので、将来はVリーガーになる選手も多いです。
これからも兵庫県のバレーボール界を引っ張っていって欲しいですね!